結果として2017年の株式市場は非常に良かった、そんな風に締めくくれるはずだった気配が一転、11月最終週より相場は乱高下。
投資家は自分の手腕を問われる非常に難しい相場となっています。
税制改革については進行しています。
30日に開かれたOPEC総会でも9ヶ月の減産延長が決定に。エネルギー株にはプラス材料に。
29日に発表のあった米・7-9月期のGDP改定値も予想+3.2%に対し+3.3%。
ここまではプラス材料。
一方で下院で税制改革の法案通過となった29日、テクノロジー株やFANGが軒並み大きく値を下げました。米国債の利回り上昇と合わせて銀行株や保険株が上昇。トレンドの転換を警戒する形でこれまで上昇してきた銘柄が売られる格好となっています。
同日にモルガンスタンレーがウェスタンデジタル(WDC)やサムスン、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング・コーポレーションの投資判断格下げを発表。これに関連して半導体、半導体製造装置の関連銘柄は連れて大きく値を下げる展開に。
フリン氏、ロシア接触をトランプ氏に指示されたと答弁へ~ABC
— SBIリクイディティ・マーケット (@SBILM) 2017年12月1日
12月2日にはマイケル・フリン前米大統領補佐官の報道がマーケットの心理を悪化。取引時間中にS&P500はナスダック総合指数は一時前日から1%以上下落します。
またティラーソン国務長官の更迭報道もマーケットへの悪影響になりました。※既にトランプ大統領はこの件を否定しています。
つまりどっち?
混乱しますよね。いい材料と悪い材料が交錯しています。その中で今影響を受けているのがFANGやテクノロジー株、特に影響を受けているのがマイクロンテクノロジー(MU)やアプライドマテリアルズ(AMAT)など。
投資ブロガー、マモンの運用成績は
評価額 | パフォーマンス | |
---|---|---|
年初 | 38,994,464円 | – |
12月2日 | 44,789,808円 | +¥5,795,343円(+14.9%) |
SELL SIG
SELL DECK
SELL INTC
BUY CMI
BUY NVDA
米国株、個別株のパフォーマンス
前回
今回
昨年より保有中のケマーズ(CC)だけパフォーマンスが突出してますが、今買っても大きなリターンは見込めないと思います。あまり株価は動いていません。
リストレーション・ハードウェア・ホールディングス(RH)、ピルグリムズ・プライド(PPC)、キャタピラー(CAT)がランクイン。
エヌビディアやFANGに買いのチャンス?
エヌビディア(NVDA)の日足チャート。
エヌビディアのチャートを見ると私には買い時に見えてきますね。
他に、ラムリサーチ(LRCX)、マイクロンテクノロジー(MU)、FANGなど今は少し下げた状態で12月に入っています。
今が買いのチャンスかどうかー
後になってみて、なんだあの時あんなに底だったのかと思い返す結果もあるかもしれませんね。
ただずっと上がってきたんだからと過信するのもまた怖いところです。
マモンの取るべき戦略は
- エヌビディア(NVDA)、ラムリサーチ(LRCX)を購入対象として検討中
- 一時的にテクノロジー株の比率を高める方向へ
エヌビディア、急落した日に購入しましたが、まだ本格的に攻めてみようと言う入り方ではありません。
私のポートフォリオの場合、テクノロジーセクターの組み入れ比率は現在40%くらい。経過を見ての判断にはなりますが、一時的に50%まで高める可能性も考えます。
他の可能性としてはエネルギー株の値動きに注目しています。ニューフィールド・エクスプロレーション(NFX)、マーフィーオイル(MUR)、NFXは12月1日に+3.14%、MURは+4.62%の上昇。
ニューフィールド・エクスプロレーション、マーフィーオイルの週足チャートです。2014年から現在まで。
ここでうまく+30%、+40%のリターンを出せるなら自分のトレードにもう少し自信が持てそうですがさてさて、どうでしょうね。
今週の株価の乱高下に阿鼻叫喚の人もいるかと思いますが、まあ大丈夫じゃないでしょうか🙂あまり気落ちされませんように。私もやられた側ですが、ここからどんな選択が取れるか作戦を練ってます。
こちらでアンケートに回答頂いた方もありがとうございました。最初こそ買いが優勢でしたが、徐々に弱気の票も増えてますね。売買の判断によろしければご参考に。