相場見通し「G20後の値動き」

G20を通過して7月入り。安心して経過を見ていきたいところですが、気になる点も。

まず通貨、ドル円を見ると週明け、一時108.50円を超す展開へ。ずっと円高方向に進んできた中で、ようやく方向転換の期待を持つも、一転して失速。再び、107円台に突入です。

株価指数は堅調な展開。NYダウやS&P500指数は今週、ジリジリを最高値を伸ばしています。

債券、米・10年債利回りは7月に入り更に低下。金価格は6月末に1トロイオンス、1400ドルを突破。7月に入り、一旦下げたものの2日に上昇、再び上値を試す展開が続いています。

この状況に首をかしげる投資家も多いのかもしれません。

ドル円は円安方向に方向転換。日経平均やNYダウ、S&P500指数は続伸、一方で米・10年債利回りは上昇、金価格は下落。リスクオンを意識した値動きに転換。

これならわかりやすかった。ところが、株価指数も債券も金も全部上昇する相場。何が正しいのか、それとも今後は逆相関から相関性のある値動きに転じるのか、まだ今の時点は判断できません。

目先の次の材料は明日の雇用統計。ここで、予想より若干悪い内容が出れば、今の地合いを維持できると予想します。

逆に、総じてかなりいい内容が出てくると利下げの可能性が後退、株安へ。または想定よりはるかに悪い内容、景気後退が深刻なのではとなり株安へ、と予想します。

私の投資方針としては、粘りのスタンス。保有する米国株やETF、投資信託は出来る限り保有を継続します。一方で、どこかで現金の比率を高めたい考えもありますので、その時期をどこにすべきか、マーケットの動向を見ながら探ります。

CFDについては、流動性を高めています。株価指数、対象が何であれもう少し上値の余地があると見ていますが、早めに建玉を清算し、現金の比率を高めます。

最後までお読み頂きありがとうございました。お役に立てましたでしょうか。
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