もし今晩から米国株取引を始めるなら、今の相場は買いでしょうか。それとも注意すべきでしょうか。
10月2日の米国株式市場、NYダウは22,557.60pt、S&P500は2,529.12pt、ナスダック総合は6,516.72pt、いずれも最高値を更新する状況です。
これを見てそろそろ天井だ!ここから落ちるに違いないと考えるのもわかります。
ISM製造業景況指数は良かった
米国株取引を行う上で月の第1週目、もしくは第2週目は特に注目しましょう。
それはISM製造業景況指数、ISM非製造業景況指数、ADP雇用統計、雇用統計が発表されるためです。
これらの経済指標は、企業の先行きを見通す先行指標として株価の上昇、下落材料になります。
昨日、発表のあったISM製造業景況指数は60.8。
50以上が企業の景況感は良いと判断されます。この数字は直近3年間では60を超えていません。60を超えたのは実は13年ぶりのことです。
10月4日 21:15 ADP雇用統計
10月4日 23:00 ISM非製造業景況指数
10月6日 21:30 雇用統計
まだ3つの大きな発表が今週は控えています。
全て良ければ株価はまだ上がるの?
上がると思います。
それに続いて今週はメジャーな銘柄ではペプシコ(PEPが10月4日に決算発表。コストコホールセール(COST)が10月5日に決算発表を控えています。
来週、再来週とこれから決算発表のシーズンを迎えます。
全体で見た場合に良い決算発表の内容を出す企業が多ければ株価指数は更に上昇する可能性を持ちます。
これだけ上がったならどこかで調整があるに違いないと思うのもわかるところですが、もしかするとそうした調整局面が無いまま、株価の上昇が続く可能性も考えるべきです。
ちなみに4-6月期のGDP確定値はこちら。こちらは先週、9月28日に発表がありました。事前予想よりも0.1%上回る結果でした。
米国株、何を買うべきなのか
今から幾つか画像を貼ります。下に長くなりますのでご了承くださいませ。
マイクロンテクノロジー(MU)
アプライドマテリアルズ(AMAT)
勢いに乗るのも一つです。
ペプシコ(PEP)
ナイソース(NI)
株価指数が上がってるからと言って全ての銘柄が上がっているわけではありません。
トレンドが循環すると考えるなら、今、あまり上がってない銘柄を狙ってみるのも一つです。
また株価が割高だと言われていますが予想PERでスクリーニングをかければ15倍以下の銘柄もまだまだあります。
無料でスクリーニングできるサイトの一つにfinvizのstock screenerがあります。Foward P/EをLow(<15)にすれば15倍以下の銘柄を探すことも可能です。
DescriptiveタブのMarket CapをLarge、もしくはMega
FundamentalタブのForward P/EをLow
この条件で検索すれば大型株で割安な銘柄を探し出せます。
金価格も1トロイオンス $1,271.86(10月3日10:50分頃)に。
SPDRのゴールドトラストETFも興味深い値段になってきました。
そうは言っても買うのに抵抗がある人は
調整局面を待つか、ストップロスを入れておきましょう。
例えば一株 $60で買った株に$54まで下落したら売り注文を出すと言った逆指値の形で注文を出しておきます。
マネックス証券のTradeStationの場合は、期間指定が出来るので毎晩マーケットを見ない場合でも長期で有効な逆指値注文を出しておくことが可能です。
損を確定させるのかと言うことですが、その下げた時点よりも更に下がる可能性もあるため、ここまで下げたら自分で損切りをするか、ストップロスを入れておくと言ったルールを決めておいたほうが賢明です。
ちなみに$60で買った株が$65→$70→$75と上がっていくなら、少しずつストップロスの指定を切り上げていく、途中で上昇が息切れしても一定の利益を確保して売り逃げる方法に使うこともできます。
最終的な判断、ご責任は読者の方にゆだねる形になってしまいますが、せっかくの上昇相場。
上手に活かされてみてはいかがでしょうか。
※私は今のところ強気の姿勢を維持しています。