投資信託はインデックスかアクティブか。中立的な評価機関の見解は。

少し遡りますが、モーニングスター主催の投信EXPO2017にて興味深いテーマの対談がありました。

それはコーディネーターに朝倉智也氏、パネリストにコモンズ投信の渋澤健氏、バンガード・インベストメンツ・ジャパンの塚本俊太郎氏を迎え、

インデックス運用かアクティブ運用、どちらが良いのかを議論するものでした。

インデックス運用かアクティブ運用かは、インターネット界隈でも常々テーマに上がる議題ですが、セミナーでは少々のジャブはありつつも、紳士的に自分の立場をアピールし、双方の視点で見ても気持ちの良い内容だったと記憶しています。

インデックス運用とアクティブ運用について

インデックス運用とアクティブ運用、どちらかを確認するには

目論見書・パンフレットの1ページ目もしくは2ページ目にもこうした形で表記があります。

インデックス型と記載がある場合はインデックス運用の投資信託、記載が無ければアクティブ運用の投資信託と考えましょう。

インデックス運用とアクティブ運用の違い

インデックス アクティブ
指数 連動する 連動しない
(上回ることが目標)
信託報酬 低い 高い

インデックスとアクティブ運用の投資信託の違いは簡単には上記の形になります。

指数は例えば日経平均株価に連動する投資信託の場合は、一年を通してほぼ同じ値動きをします。

日経平均株価が1年で10%上昇すれば、その投資信託を買った人も+10%のリターンを得られると言った具合です。

対してアクティブ運用の投資信託の場合は指数への連動を目標としません。

企業訪問や企業分析等を行い、将来性のある株へ投資を行っていくのがアクティブ運用です。

アクティブ運用の主張:コモンズ30の場合

画像:コモンズ30 ホームページより

まずTOPIXと比較した場合の運用リターンの比較。

コモンズ30の運用成績が設定来よりTOPIXと比較しても良いこと、年率リターン、標準偏差も優れていることをポイントに。

コモンズ30の銘柄選定、価値判断として

(1)収益力(2)競争力(3)経営力(4)対話力(5)企業文化

を重視。

例えば、個人の投資家であればインターネットにある情報で投資判断を行いますが、実際にその企業の風土や空気を掴もうとするのは困難です。

コモンズ30の場合は、そう言った数値として判断できない部分も含めて投資対象を選定、そうした人の手による運用がTOPIXを上回る結果を生むと言う主張です。

インデックス運用の主張:バンガードの場合

インデックス運用の主張は低コストです。(アクティブ運用の投資信託は基本的に信託報酬が高めに設定されています。)

バンガードの経費率。スケールメリットを活かし、経費率は年々低下。

バンガードの主張はいかにして低コストを実現するか、その仕組みづくりの部分から構築して商品を提供していると言うお話でした。

また量の対比、アクティブ運用の場合は銘柄を選定するのに対し、インデックス運用の場合は世界中の市場、企業への投資機会を与えると言う主張です。

インデックス運用とアクティブ運用に共通するのは

どちらも情熱を感じました

インデックス運用だから機械的な仕組みかと思いきや、その商品を買ってもらうための企業努力はインデックス運用もアクティブ運用もどちらも熱意があるものに感じました。

モーニングスター:朝倉智也さんの見解は

モーニングスターは世界に拠点を構える投資情報の評価機関です。

コーディネーターの朝倉智也氏はそのモーニングスター・日本法人の代表です。

その朝倉智也氏の主張は

どちらも有効に使っていくのがいいのでは

と言う提案でした。これはインデックスとアクティブ、双方のゲストを迎えている点、また中立的な評価機関であるモーニングスターの代表である点も含まれていると思います。

例えばポートフォリオの8割は日経平均や米・S&P500に連動するインデックス、2割はアクティブ運用の投資信託を選んでみると言った方法が考えられます。※これは私の補足です。

・アクティブ運用の場合は、過去5年間の運用成績が良くても、それが未来の成果を示すわけでは無い点
・インデックス運用の場合は、株価指数の上昇が今度も永続的であるかは保証されない点

双方に不確実性はあります。

その不確実性と向き合いながらも、どう言った投資機会、チャンスがあるのか、よく考えてみましょう、そう言ったメッセージかと解釈しております。

ちなみにバンガードもバンガード=インデックスなわけではなく、私たちも米国ではアクティブ運用の商品を取り扱っていますとのこと。

私もどちらに正解を求めるのではなく、どちらもうまく活用していくとまた1年後、2年後からの資産運用に少し違った結果が見えてくるのではないかと思います。

これから資産運用を始められる方はモーニングスターの情報も参考にされてみるのをお勧めします。

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