2月上旬のNYダウ急落、これを予見することは可能だったのか、そこから少し振り返ります。
まず声に耳を傾けるならロイター通信やブルームバーグ、投資ブログ、サイトなどで先に株の急騰に警戒の声があったことは事実です。そこでまあ大丈夫だろうと思うか警戒する姿勢を取るかがまず最初の分岐点。
他に何があるのか。
私はinvesting.com の小型株2000指数とNYダウ、S&P500との値動きの差を見ていました。NYダウやS&P500が+0.20%と前日からの小さい値動きの中で小型株2000指数が-1.08%と大きく下げている場合があります。これは小型株のほうが相場の急落時にはより大きく値下がりする可能性を持つので、目先の値動きを警戒する動きがあったと捉えることができます。
逆に小型株2000、またはラッセル2000指数がNYダウやS&P500よりも大きく上昇していれば強気のシグナルと捉えられます。
もう一つVIX指数。1月末時点で僅かに上昇。本当に小さな変化です。これを危ういと感じれるかどうかです。
更に他の材料はあるのか。調べてみました。
プットコールレシオ。瞬間的に上昇。参照元はこちら。
NYSE総合指数の日足チャートとプライスモメンタムオシレーター。プライスモメンタムオシレーターはデッドクロスが発生。おそらくMACDでも同様のデッドクロスが発生していたでしょう。
プライスモメンタムオシレーターは私はTrading Viewで確認。インジケーターで「Price Momentum Oscillator」で検索すれば出てくると思います。私が見ているのはDecisionPoint Price Momentum Oscillator[LazyBear]です。
2月2日、S&P500指数が-2.12%と下落した日。ここで勇気ある決断ができたかどうかが運命を分けます。センチメントは強気。少しの下げもすぐに戻すだろうと思っていた人が大半だったと思います。
さて、大きく下げたところから一転、今は株価も戻しているところですが、今の株式市場にどう言ったアプローチを取るのか非常に悩ましいです。
株価の上がる時も下がる時も持ち続けていたら、1年後くらいに大きなリターンがついてきた!こんなストーリーを持てるなら私だってそうしたい。
ただ現実にNYダウが1000ptを超す下落が既に2回。まだ2月。もう3,4回くらい今年はあるかもしれません。
そうするとバリュー、グロース、配当、モメンタム、どんなアプローチを取るにしても次の急落には今回以上に警戒すべしと言うのが私の取る方針です。
恐らくデメリットも大きいと思います。
ポジションを早い段階で解消したり、少しの下げに警戒して売却してしまうと結果的にパフォーマンスの伸びを自分で鈍らせる結果も想定されます。
それでも当面は大きな値下がりを警戒しながら立ち回ることになりそうです。
何を買うべきかー
私も迷ってる。モメンタム、値動きの勢いで見ると株価の急落から既に立ち直っているアマゾン.com(AMZN)やネットフリックス(NFLX)、一方で下げたところからの立ち直り中である銘柄もまだまだたくさんある。
まだ1週間で見れば順に物色されていくなら、まだ下でくすぶってる銘柄を買うのが〇。
一方で強いモメンタムが市場参加者を魅了するなら、上がる株はより上がり、下がった銘柄は長く上昇の機会を待つことも。
どっちがいい?
まだどっちの可能性も考え中。下がったところで拾いたかったマイクロンテクノロジー(MU)やセンティン(CNC)は購入済み。ここからはモメンタム、勢いを重視した銘柄選定も意識していきます。
株式市場の上昇局面ではより大きくリターンを獲得し、一方で下落局面には損失を限定させる運用を行う
目標はありますが、立ち回り非常に難しいです。
ただ、幾つかのシグナルを元に今回取った行動よりもより警戒した動き方をしていれば、下の状況ももう少し変わっていたと思います。
そしてまた今度は買う時。このまま下げ幅を埋めていくのか、もう一度調整はあるのか、どこでエントリーするのかも重要になります。
上に書いた急落時の状況。もしまた「あ!」と思う瞬間がくればその時はこのブログやツイッターで情報を発信します。
マモンの運用成績は
評価額 | パフォーマンス | |
---|---|---|
年初 | 44,858,593円 | – |
2月16日 | 42,641,355円 | -¥2,213,300円(-4.9%) |
BUY CNC
BUY BCC
BUY CRZO
キャッシュから株式へ少しずつ移行しています。
あと年初からドル建てでは±0まであと少しのところ。S&P500は既に浮上しましたが私のポートフォリオももう少しです。