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米国株を始めている人、これから始めようかと言う人に失敗談を語ります。
今月26日、シーゲイトテクノロジー(STX)とUSスチール(X)が急落。
シーゲイトテクノロジーは-16.11%、USスチールは-25.91%、下落しました。株価急落は決算内容からの失望売り。
私は2銘柄、ポートフォリオに組み入れ済み。
評価額(保有する資産)から
1万ドルが飛びました
そんな時にどう対処する?
私は今年が3年目。初心者からは幾らか脱したかなと言うところはありますが、まず考えるのはその保有株をどう対処するか。
ある日、自分の保有する株式が10%、20%と急落したら・・・
保有継続か売却か
自分の判断が正しいか正しくないか、最終的にどうなるかはわかりません。それでも結論を出す必要があります。
私は多分、STXを近く売却、Xは暫く放置の方向で進めると思います。
予想外だったシーゲイトテクノロジーの急落
株価の割安度を計る尺度としてPERとか予想PER、PEGレシオがあります。
今回の急落では割安だから下げ幅も限定されるだろう、そんな目論見も通用しませんでした。
シーゲイトテクノロジーは予想PERも11倍。割安です。その一方でハードウェア、ハードディスクとかSSD、記録媒体も確かに一時ほどの過熱感は無いにせよ、クラウド需要だったりパソコンの新規、買い替えサイクルを考えればそこまで悲観することも無い と踏んでいたのでした。
実際出てきた決算もそこまで失望を誘う内容だろうかと思うところも。それでも市場が下した判定に従うほかありません。
USスチールは取り巻く環境が複雑化
2017年1月~3月の決算発表で一株利益は赤字報告。大きく売られても仕方が無いです。
トランプ米政権が鉄鋼輸入を巡る調査を正式に開始した。USスチールは米国際貿易委員会(ITC)に対し中国の製鉄各社が違法な価格カルテルを通じ米国の製鉄業界に打撃を与えているとの申し立てを行った。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2017-04-21/OOQIJ56K50XS01
鉄鋼に輸入規制、更にメキシコの壁建設、キーストーンパイプライン計画、インフラ投資など大きな需要が創出されれば株価復活の可能性も。
別の視点。決算発表を回避すればいいのでは?
私も今回のこれだけの急落、しかもそれを同日中に経験したのは初めてのことでした。
それならもういっそ決算発表は全て回避するのが正しいのではーと言う思いも湧いてきます。
好決算で上昇した銘柄を購入すればー
マイクロンテクノロジー(MU)のチャート。3月の決算発表で上昇したものの、そこから現在までの高値はその決算発表直後です。
他の銘柄を幾つか見てみたものの判断が難しい。決算発表直後に上昇、その後もアップトレンドを継続するかどうかは確実ではありません。
株価急落。持ってたら回復する?
次の決算発表に期待する
それも悪くないと思う。ただそうすると3ヶ月間のパフォーマンスはもう期待できなくなってしまう。下げて終わりではなく、その後も継続してダウントレンド形成となってしまう可能性も。
米国株投資、何か活かせる教訓はー
分散投資
不確実な事象の中でじゃあ何も成す術が無いのかと言うとそうでもありません。分散投資をしているだけでもまた違います。
例えば運用の主体がETFや投資信託だったりするのであれば、個別株の集中投資の比率を調整。私の様に全部を個別銘柄で管理する場合は他の銘柄と合わせて持つ、それだけでも損失が随分限定的に。あとはセクターも偏りが無いように。
まだ決算発表も控えている銘柄があるので、私のポートフォリオもまだ下落が続く可能性は残るものの、全体の中の一部が急落した状況であったことが立て直しを計る機会に繋がっています。
以上、私のやってしまった失敗談。どなたか参考にして頂ければ幸いです。