21日の米国株式市場、NYダウは20,668.01pt -237pt(-1.14%)、S&P500指数は2,344.02pt -29.45pt(-1.24%)の下落となりました。
下落の背景にトランプ政権が掲げる大規模減税、この減税策に遅れが生じるのではとの懸念から株価は全面安の様相に。また原油先物の下落も投資心理の悪化材料に。
大規模減税を推し進めるためには、まずオバマケアの代替案を策定する必要があり、共和党は次の予定として23日下院での本会議に持ち込みたい構え。これがポジティブに作用すれば23日から反発の可能性。
個人投資家のポートフォリオも大打撃
大きく値を下げたのは金融株。バンクオブアメリカ(BAC) -5.84%、JPモルガン(JPM) -2.93%、ウェルズファーゴ(WFC) -3.09%等々。他に鉄鋼株も大きく値を下げてます(私もやられた)。USスチール(X)は-9.0%の下落。
じゃあ今晩にも売り逃げなきゃいけないかと言うと、私はそうは思いません。基本はホールドでいいかと。
とは言え、どこまで下がるだろうね。3日~5日くらい下げる場合も考えておこうか。早ければ今日にも反発するかもしれないけどね。暴落と呼べるだけの大きな下げは、今のところ想定していません。
押し目買いを待っていた人には予期せずチャンス到来。
米国株 何を買うべき?
S&P500指数が2,300ptを下回るとか、2,250ptまで更に下げ進むとかだとETF、SPYとかでもいいのかもしれない。短期的な戻しを取るなら個別株よりETFの方が早いかもね。
個人的には鉄鋼株。アップ、ダウンも激しい。トランプ相場の影響大。とは言え、この値下がりは魅力的。銀行株に関しては見通しは中立。
他にヴァーレ(VALE)に注目。ブラジルの資源採掘会社。既に購入済みのコザン(CZZ)も昨晩は大きく下落。米国株式市場に上場するブラジル企業だけでなく、ブラジルのサンパウロ・ボベスパ指数も昨晩は大きな下落。米株安、原油安、だけでなくブラジル産鶏肉の輸入停止措置も嫌気されてるのかも。
22日は北朝鮮がまたミサイル発射。
混沌としてますね・・・。
何が売り材料とかじゃなく、あれもこれもと複合的に絡んで売られるかもしれないね。
私のポートフォリオはあと一つ、二つの席を何で埋めようかと言うところで起きた今回の下落。できることなら今の下げを活かしたいところ。
個人投資家のみなさん、売買は冷静に。私もがんばろう。