前回はこちら。
米国株式投資、試行することが大事
ここ暫く、自分の運用をどうしていこうかと考えていました。出来る事ならネットフリックスやアマゾン、アルファベット、フィットビット、シェイクシャックも。これらの銘柄をバイ&ホールド、数年後に蓋を開けて見たら株価が数倍に―、こんな展開だと良かったのですが、どうにもそううまくいく話でも無いことを実感します。
既に割高感のある株式だと数倍になるどころか、1,2ヶ月後には20%、30%の急落も何ら不思議では無く。上の銘柄で既にそれだけ下げてしまった銘柄も。また上の銘柄に限らずどんな銘柄にも潜在的に下落するリスクを含みます。
プロの機関投資家でも○%の損失が― こんな見出しをニュースサイトで見ると果たして個人の投資家に何ができるのだろうとも思うものの、やはり「試行してみる」ことが大事。減らさない、大きな損を出さないことに注意を払いつつも、どうすればパフォーマンスが上がるか探ります。
株と債券のポートフォリオ
株+債券のポートフォリオは株式100%のポートフォリオにリターンで劣る
株式100%と株+債券 50%ずつのポートフォリオ、2つがあったとして株式市場が年間を通してプラスで引けるなら、株式100%のポートフォリオの方がリターンは大きくなります。1年に限らず、3年、5年と続くなら、そのリターンの差も尚開きます。
ただし、一定の期間に対して株式指数がプラスで終えるならの話。下がればやられる割合は大きく、暴落ともなれば更にマイナスは広がります。
既にこの1年(2015年4月~16年4月)の間に2度も大きな下落を見ていると、今は慎重になろうかと言う時期。
元々前回、3月の時点でも債券ETFの組み入れを考えていたのですが、そろそろ動きます。
ちなみに債券ETFが株価下落のヘッジになるかと言うと、影響は限定的だと思います。株と債券を半分ずつ、また株価下落時に債券価格が上昇したとしても、債券・債券ETFの上昇分よりも株価・株価指数の下げ幅の方が大きいと思います。
米国株 個別銘柄の見通し
改めて見ると危うい銘柄もチラホラ。
スカイワークスソリューションズ(SWKS)。スマホ関連銘柄は、「大きく売られ過ぎていた。ここから妥当な株価に戻すのでは」と言うシナリオで3月に購入したものの、こちらでも書きましたが、アイフォンの減産報道に雲行き怪しくなってきました。決算発表前に一旦撤退してもいい気がしています。
アラガン(AGN)。ファイザーとの合併が破談になったアラガン。これからどうなるのか新しい報道は無いものの、そのまま持ちっぱなしも少し怖い感じ。
ホーメルフーズ(HRL)。2月の決算発表では大きく上昇したものの、そこからここまでずるずる下落。マネックス証券で見ると「モメンタム株は売られやすい」とのこと。このまま下落が続く様であれば売却も。
エドワーズライフサイエンス(EW)。こちらは上の3つとは違い大きく上昇した銘柄。半年程で株価は1.5倍まで上昇。上昇した分、PERは47.4倍、PBRも9.1倍と上がり過ぎな気も。一旦、幾らかは手放して利益確定でも良いのかも。
あまり一度、一晩でごっそり組み換えたりせず、また少しずつバランスを変えていきます。