国際投信投資顧問
グローバル財産3分法ファンド
グローバル財産3分法ファンドは先進国の株式、REIT、新興国の債券に1/3ずつ投資するファンドです。為替ヘッジ無し、組入れ比率は33.3%をベースに±10%の調整を想定。
お勧め度:★★★☆☆
グローバル財産3分法ファンドの運用成績
国際投信投資顧問 グローバル財産3分法ファンド |
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運用スタイル | アクティブ | |
信託報酬 | 1.55% | |
最低購入時手数料 | 0% | |
年率リターン | 3年 | 29.8% |
5年 | 16.5% |
2014/11/25 update
年率リターンは各投資信託の過去の基準価額より分配金を再投資した場合にて計算しています。
先進国の株式、REIT、新興国債券と言う組み合わせに不安を感じる方がいるかもしれませんが、意外にも安定性の高い印象です。私も保有していましたが、それぞれが違う値動きで動くので、他の投資信託に比べ極端な下落も少ない印象でした。※ETFの運用にシフトしたため売却。
保有銘柄も見てみましょう。
先進国株式 上位5銘柄
GENERAL ELECTRIC C |
MERCK & CO. INC. |
ABBVIE INC |
BANCO SANTANDER SA |
MICROSOFT CORP |
エレクトロニクスのGeneral Electricに医薬品のMerck、Abbvie、ソフトウェアのMicrosoftと安定性の高い企業が上位を占めていますね。4番目のBanco santanderはスペインの銀行の様です。
リート 上位5銘柄
SIMON PROPERTY GROUP IN |
EQUITY RESIDENTIAL |
MACERICH CO/THE |
VORNADO REALTY TRUS |
HCP INC |
実はREIT系はどこも似たり寄ったりな構成銘柄だったりします。HCPとかSimon Property Groupは他のREIT系でもETF・投資信託でも見ます。
債券 対象国 上位5位
ロシア |
コロンビア |
メキシコ |
リトアニア |
プラジル |
ロシア、コロンビア、メキシコと連なると強そうな印象になりますが・・・・月報や運用報告書を見るに、リスク状況を加味して比重は調整している様です。
組み入れ銘柄も先進国株式は68銘柄、REITは111銘柄、新興国債券も10カ国以上の国に分けているので分散の効果は充分でしょう。
投資対象の見通しは 2014/11/25
ポジティブなイメージです。もっと評価されて良い投資信託だと思います。立ち位置がリスク・リターンを取っているのか安定性を取っているのか、はっきりしないところが、販売で目立たない原因ですかね。実際にはそのどちらもいいとこ取りを狙っていると思います。
ちなみにモーニングスターの3年間の年率リターンの成績ではバランス型ファンドの分類で、毎月決算型、一年決算型が4位と5位なので、成績優秀です。いろいろとアクティブファンドは風当たりが強かったりするのですが、この投資信託は信託報酬が高くてもしっかり見合う成績を残しています。
投資対象の見通しは 2015/5/10
債券が米・利上げを前にどう動くのか不透明なため、★一つ下げました。グローバル財産3分法ファンドについては新興国債券が投資対象ですが、アメリカ国債の金利が上昇すれば新興国債券にも影響が及びます。 ※ほとんどの債券型投資信託に同様のコメントを残します。