8月の9日、10日の株式市場、大きく荒れました。国内、日経平均株価は9日に前日から-1.29%の下落、アメリカのNYダウは10日に-0.93%の下落、S&P500は-1.45%の下落、ナスダック総合は-2.13%下げる形に。
11日の今日からできる対応を考えます。
北朝鮮問題の経緯
・北朝鮮が小型核弾頭の生産に成功との報道
8日の出来事。北朝鮮の報道ではなく、米国防情報局(DIA)の分析が情報元。
・米・トランプ発言「(北朝鮮が米国を脅し続けるなら)炎と怒り、そして率直に言えば、世界がこれまでに目にしたことがないようなパワーに見舞われることになるだろう」
ブルームバーグ
北朝鮮がグアム攻撃を視野、沸騰するトランプの「炎と怒り」
9日の報道。すぐに北朝鮮が反論。
・北朝鮮がグアムの米軍基地攻撃を検討中との報道
・続いて「グアム沖に4発の発射を検討。その際に日本の上空、島根県、広島県、高知県の上空を通過するだろろ」
10日
・米・トランプ発言「何らかの行動に出た場合、起こり得ないと思っていたようなことが同国に起きるだろう」
ブルームバーグ
トランプ米大統領:「炎と怒り」は厳しさが足りなかったかもしれない
おいおい日本の上空を通過するって言ってるぞ!平和な報道を続けるテレビ番組を見るとどうなってるんだ!?と言う気もしますが、さておき株式市場に焦点を充てます。
海外ETF、米国株を持っている人はどうするべき?
一つ目の選択は何もしない。
株価が大きく下がる間はまるでこの悪夢が未来永劫に続くかの様に思いがちです。
米・ナスダック総合指数のチャート
5月の下げは瞬間的ですぐ戻しました。6月に下げ続いた時も不安は高まりましたがそれでも戻りました。
個別株やETFでも過去のチャートを見れば、急激に下がる局面では必ずあります。その瞬間には多くの人が冷静さを失ったり、もう株式市場は終わったんだと途方に暮れます。けれども1週間もすればその下げ幅も埋めて平常に戻ることも多いです。
二つ目は「SELL」ではなく「BUY」
今私がやろうとしていることはこっち。
「A」「B」「C」「D」「E」
買い余力が無い人は銘柄ごとの下落率に注目。一様では無いはずです。AからEまでの保有銘柄があれば、値動きの少ない銘柄が一つくらいあるはず。例えばそれを一つ売却して、大きく下げた銘柄を買い増すとか。
10日の米国株式市場、特に下げ幅が大きいのはテクノロジー株。
エヌビディア(NVDA) -4.28%、アップル(AAPL) -3.56%、アマゾン.com(AMZN) -2.56%などなど。売られましたね。
そもそもなぜ10日に下げるのかと言う点もあると思います。8日、9日と報道があったにも関わらず米国株式市場は軟調な値動きでした。
売りが売りを呼ぶ、一時的な動揺かどうか
個人投資家の判断が試されます。