2016年も早いもので7月を終えました。来月を終えると一年の3分の2が経過。皆さんは投資・資産運用の状況はいかがですか?
投資の世界、しっかり増やせた人も、痛い思いをしてしまった人も様々でしょうか。
私はと言うとご覧の状況。年初からの騰落率で見るとようやく±0に近い水準に。
じゃあなぜこんな成績なのか、主に自分への覚え書きと今後、こうしていこうかと思うところを語ります。
今の状況の背景
ビザがそれでも少し増えたところでしょうか。私はバイ&ホールド、長期の保有を前提に銘柄を保有しています。今年は構成銘柄で見ると、ウォルトディズニー、ビザ、スターバックス等、右回りに組み入れ比率の高い銘柄が相次いで低調です。
長期の保有を前提に考えるなら半年、銘柄の値動きが低調に推移することも、よくあることかと思います。私もまあそんなこともあるだろうかと思っていたものの、上記3銘柄で見るとバリエーションも高め、決算発表も大きなインパクトが無ければここから更に伸びる要素に乏しい印象です。
一方で突然ですがETFの Utilities Select Sector SPDR ETF(XLU)、米国市場で取り扱いのある「公益事業セレクト・セクター SPDRファンド」です。このETFの年初からの騰落率を見ると+20.43%。ピンポイントで公益事業のETFもしくは、電力・ガス・水道会社の株を買う人も少ないかと思うものの、公益事業株が上がる!と睨んだ人はここまでの成績も良好かと思います。
私も年初に全体の5%程度、上のポートフォリオの8時の方向にエクセロン(EXC)を組入れましたが、5%ではパフォーマンスも限定的。あと買われ過ぎて割高感もあると思うので、今から買うのが良いかどうかとは別のお話です。念のため。
2、3ヶ月何もしない
何かしら株価の上げ下げを見ていた気がしますが、今年の春先に2~3ヶ月くらいポートフォリオを変更させずに様子を見ていました。
なんだかんだで何もしないのが良いのでは、そんな風に思って様子を見ていた時期もありますが結果はご覧の通り。
+1%のリターン
もし来週から最短で+1%のリターンを狙うなら、全銘柄を売却して、これだと思うものに1点集中させるのが最も近道な気がします。
そうするのが危ういのは自分が最もよくわかっているのですが、一方でいろいろ買っていくとプラスもマイナスも均一化されて却ってパフォーマンスも冴えません。大きくやられる可能性は減る分、増えた場合も大きくはありません。
保有銘柄の流動性
上で2、3ヶ月何もしなかったと書きましたが一つが米国株の売買手数料。およそ$5,000を超えてくると1回の手数料はマネックス証券の場合で$20。買って売るなら2倍の$40。例えば3~4カ月のサイクルで複数の銘柄を組み換えていくと結果的に手数料が割高になるのではとの思いがありました。
ここからの先の運用
まだ考え中の部分もあります。
ビザを例に考えると、まずポートフォリオを作ってみようとの思いからで、格別このタイミングで買うべき銘柄として買ったわけではありません。ただ長期で経過を見ようかと言う銘柄もあっていいと思ってます。
一方で、今年上半期で見るなら、公益企業に限らずなんだかんだで10%、20%の株価が上昇したものもあります。金、金鉱株も話題です。既に金ETFや公益企業の組み入れは行ってきましたが、今後はもっとポートフォリオの流動性を高めてもいい気がしています。
2、3ヶ月何もしなかった背景にあまりそうしたトレンドに乗らない、否定的な見方があったわけですが、今はだいぶ見方が変わっています。何かを変える、ひっくり返すのはやっぱり怖いところはあるものの、積極的な組み換えの必要性も感じてきています。
あとは中長期の保有。数週間の保有でも悪く無さそうだし、そのまま長期の保有でも悪く無さそう、そんな都合の良い銘柄選定ができないものかと考えてます。先日決算発表のあったアルファベットもこの先、数週間~次の決算まで株価は堅調に上昇しそうな気配。一方で1年、2年、3年と持ち続けても、そう急にアルファベットの収益構造が変わるわけでも無いでしょうし、長期で保有しても悪く無さそうな気も。
何を買うかだけでなく、これからどう銘柄を絞っていくのかも目先の課題。先日、ZBHを組入れましたが、8月もポートフォリオの変更を試みます。