今週1週間、一時TradeStation(マネックス証券で使用する取引ツールです)での評価損益はゼロに下がりました。うーむ、やってしまいました。金曜日の上昇で現在はまた少し戻す形に。
今週の出来事は
早期利上げ観測が再び浮上し、マーケットの悲観材料に。S&P500指数も年初の水準を再び下回る事態に。加えてこの5月と言うタイミング、セルインメイ(5月に売れ)、近く暴落もあるのではーみたいな情報も上値を重くします。
とは言うものの、私はそこまで悲観してません。もし私が空売りもやってて、より投機的な投資スタンスであれば・・・。そのうち言うほど下がらないぞとなれば、買い戻しの動きも出ると思いますし、それに連れて現物株も動くのでは。とするとS&P500であれば2050pt~2080pt辺りで暫く前後しそうな気がしてます。
ウォルトディズニーと長期投資
ウォルトディズニー株が私にとってのいい事例になるのですが、今年で保有を続けて2年目。保有して一時は+20%の含み益→損益0→-10%の損失、そしてまたゼロ近辺。実際には一時少し売却して保有比率を引き下げているものの、長く持ち続けることの難しさを実感しますね。
じゃあ今後長期では無く、中期を軸とした投資に移行するかはーまだわかりません。ただ日本に情報も入りやすくて分かりやす銘柄はそう多くは無いですからね。ビザ、スターバックス、ウォルトディズニー、この辺りは保有継続といきたいところ。
間違いをどこで正すか
評価損益で見ると、プラスもマイナスも半々くらい。銘柄選定、そして売り逃げるタイミングをしくじった銘柄があるわけですが、もう少し待ってみようかなと思っています。
上にも書きましたが、短期的には私は少し戻すと考えてます。
そこで銘柄を絞る方向に舵を切りそうな気も。例えば10銘柄+2ETFとか。もう少し銘柄を絞って、個々の状況をつぶさに感じとれる状況を作ったほうがいい気がしてます。ただそうすると全体的な値動きの幅が大きくなるので、それを現金とETFで調整できないか試そうかと言うところ。
今のところ、XLEとかXLB、XLF、いずれもセクター指定のETF 石油、素材、金融の順。金融系は次回のFOMCまで上がりそう気も。MACDでゴールデンクロス発生までもう少し様子を見ます。
コメント
市場の影響を軽減する方法つまりβ値をおさえる方法があります。
市場に対するベアのETFと個別銘柄を組み合わせることでβを抑えαを取りに行けます。
為替に対してもドルと逆相関のゴールド等を持つことで円高ドル安時に為替の影響を軽減することができます。
こういう自分に都合の悪いリスクを軽減させてポートフォリオを組むのを戦略的なポートフォリオだと思います。
コケシさんはベアETFを局所的に購入されてる感じでしょうか。例えば今年初めの大きな下落では、下がり始める頃合いで購入し、株式市場がまた上向き始めた頃に手放す形でしょうか。
個別銘柄は下落、ベアETFは上昇の形が出来ると確かに、短期的な急落を緩和させることができそうですね。
FRBの金融政策でポジションをどうするかを決めるべきと考えてます。
利上げが進むとブル相場の終わりが来ます。利下げが始まるとベア相場が始まります。これが重要なんですよ。
マリモさんはなぜ、アメリカ株は上がったと考えてますか?
ここ1ヶ月くらいの下落については短期的な調整の範囲と捉えています。なのでこのタイミングで特段悪い材料が出てこなければ全体的に若干持ち直すのでは、との考えです。
6月以降は6月の1週目に発表される経済指標、半ばのFOMCが今後の流れを大きく決める材料になりそうな気がしています。
そういう短期的なはなしではなく、リーマンショック以降の株価回復過程の質問だったのですが
FRBのゼロ金利と量的緩和によりアメリカ株式市場に何が起こったかを理解してますか?
低金利で借金して自社株買いする企業が増加したの知ってますか?
こういう株価の底上げは、ながくは続かないです。
利上げが進めば進むほどいままで株価を押し上げてたものがなくなるのです。
本来なら利上げの初期は買いなのですが今回はFRBが市場を歪めているので私は景気の後期に対するポートフォリオにしています。
恐れ入りますが浅い知識故、よろしければご教授頂けますでしょうか。
あとコケシさんは何をもって景気が後退しているのではと判断されているのでしょうか。
後退しているのではじゃなくてこれから後退するのではと思っているからそういうポートフォリオを組むのです。
ではその様に思われるのはなぜでしょうか。
上にも書いてるだけど
ゼロ金利と量的緩和→低金利で資金調達→自社株買い
これはわかりますか?自社株買いは、利益成長なしでepsを成長させる財務操作です。利益剰余金で自社株買いするなら話しはわかりますが借金してやってるのがポイント。
アメリカ自社株買い推移でクグれはでてきます。
金利が上がればこういう表面的な利益成長ができなくなります。
これがFRBが利上げを続けられないという理由。
「読者の方に」
私はこちらを参考にしました。
http://jp.reuters.com/article/us-company-idJPKBN0TU09T20151211?pageNumber=1
コケシさんの理屈はすみませんがわかりません。
上のリンク先の中で「利上げが続けば資金を借りて自社株買いに充てている企業への打撃が最も大きくなると予想する」とあります。米国企業全般を指していると言うよりかは、特定の企業がこれに当てはまると言った内容に見受けられます。
私の保有する銘柄の多くが言われている「表面的な利益成長」によって株価を上昇させてきた銘柄だとおっしゃりたいのでしょうか。
正確にいうと
ゼロ金利量的緩和→自社株買い→株式市場底打ち→機関投資家の株式偏ったポートフォリオリバランス→市場全体へ波及
今起こっているのが
量的緩和終了→利上げ開始→機関投資家のポートフォリオリバランス→市場の乱高下
はじめまして。途中から失礼します。株式投資歴半年の初心者です。
コケシさんのおっしゃる通り今年に入ってから米国企業の自社株買いはすさまじいものです。しかし、米国企業の売上はあがっておりません。また、在庫も積みあがっているようです。GAAPとNONGAAPの差もひどいですしね。
売上は利益の源泉ですので、売上が上がらない状態で利益を上げるにはリストラなどのコストカットが必要になりますが、限度があります。また、米・ISM製造業景況指数 も2015年末からひどかったですし、最近ハイイールド債HYGから急激に資金が流れ出て金ETF、金鉱株ETFに流れ込んでいます。
米国株はもう天井だと思います。
コケシさん、なっつさん
お二方ともコメントありがとうございます。
コケシさん
まだ次の利上げについては6月無いし7月に行われるのか定かでは無いところもあると思うのですが、自社株買いの影響が特定の株式に限らず市場全体へ波及すると言うのであれば、それは何を根拠にしてますか?
これは疑っているわけではなく、お話をリスクの一つとして考えることはできるのですが、その影響の度合いは?と考えた時にここまでのお話では情報が少ない様に思うのですがいかがでしょうか。
>自社株買いの影響が特定の株式に限らず市場全体へ波及すると言うのであれば、それは何を根拠にしてますか?
何がリーマンショック以降のブル相場を作ったかを考えたらわかるでしょ。
中央銀行が債券を吸い上げて溢れた資金が株式市場に流れたこととゼロ金利によって増加した自社株買いがブル相場を作ったんだから量的緩和終了と利上げによって株式市場の底上げは終わるのわからないの?
昨年末あたりから市場が乱高下してたのは、機関投資家のポートフォリオリバランスの影響ですよ。