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年初から大きく円高に進んでいます。
年初は1ドル120円あったものが、今ではとうとう108円台に。円高株安の流れにより国内の株式市場も下落、国内の株価指数に連動する投資信託も大きく下落しています。
円高と海外に投資する投資信託
国内の投資信託だけでなく円高の影響は海外の投資信託にも及びます。お手持ちの投資信託で海外の株式や債券に投資するものがある場合、為替ヘッジがあるか無いか、確認してみましょう。
一例。SMT グローバル株式インデックス・オープン 目論見書より
2ページ目。為替ヘッジ なしと記載されています。
為替ヘッジ無しの投資信託だった場合
円高に進む場合は基準価額はマイナス要因になります。
為替ヘッジありの投資信託だった場合
円高、円安の影響が限定的になります。
為替ヘッジ無しは下がるだけでなく上がる要因にも
マイナス要因にーと書きましたが、また円安に進む場合は、基準価額のプラス要因に。特に2013年、2014年と株価上昇と合わせて、為替も大きく円安に進んだ年は、為替ヘッジ無しの投資信託も大きなリターンを得ていたと思います。
円高は進む。投資信託も下がり続ける。こんな時は―
・投資対象の株式、株式指数が大きく上昇している。
・為替は円高に進んでいる。また長期的に円高に進みそうだ。
こう言った状況であれば、為替ヘッジありの投資信託も検討できると思います。まだ今の段階では円高が長期的に進むのか判断するのは難しい気も。また株式市場も今は上げ下げ方向感の掴み辛い状況です。
今は辛抱の続く状況ですが、慌てず落ち着いて経過を見るのがいいと思います。