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昨日からの続きです。
株価指数の下落以上に投資信託の基準価額の下落が進んでいると言うお話でした。それは為替変動によるところ。ドル円も年初で1ドル120円あったものが、3月17日の時点では111円台までに。
為替の変動リスクを軽減するには為替ヘッジありの投資信託
海外の債券や株式に投資する投資信託の目論見書をご確認ください。1枚目に恐らく「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」の記述があるかと思います。
為替ヘッジなしの投資信託であれば、今は為替の影響を大きく受けているはずです。
為替ヘッジ、ありなしでは無くスイッチングと言う選択肢
ノーロード、購入時に手数料ゼロの投資信託もたくさんありますが、まだまだ購入時に手数料が必要になる投資信託も。
スイッチングは個別の投資信託に設定されているもので、手数料ゼロで切り替えが出来る仕組み。あらかじめ、為替ヘッジあり、なし、それぞれ用意されていた場合、適宜スイッチングにより切り替えが可能になります。
スイッチングが可能な投資信託を探してみる
モーニングスターで探してみました。下記、目論見書にてスイッチング可能とありましたが、販売する証券会社によっても対応が違うそう。詳しくは証券会社の窓口にご確認を。
海外債券に投資するなら
三菱UFJ国際投信
世界投資適格債オープン(通貨選択型)
フィデリティ投信
フィデリティ・ストラテジック・インカム・ファンド 悠々債券
先進国株式に投資するなら
アムンディ
ワールド・バリュー・アロケーション
インベスコ
世界先進国株式オープン
ちなみに万能ではありませんね。毎月分配型だったり、通貨選択型、はたまたファンドの純資産がちょっと少なかったりと、人によっては好みが分かれそう。
スイッチングによってできる選択肢
例えばになりますが、2016年1月~3月にかけて現在、ドル円は円高に進んでいます。こう言う局面では為替ヘッジありにスイッチング。また円安に進み始めたら為替ヘッジ無しにスイッチング。
円高に進む時は為替差損を限定し
円安に進む時は為替差益のリターンを
と言うことも。実際にやるとなると、なかなか難しいと思います。でもそう言う選択も取れると言うのが一つのメリットになりそうですね。