3月も週の半ばになりました。1月、2月と世界中の株式市場で大きく下落したことをニュースで目にした方も多いのでは。そろそろ回復したのだろうと思って証券会社のホームページにアクセス。
でもそこにあるのはまだまだ基準価額の上がってこない投資信託が。
海外の株式・債券の投資信託、何が原因?
海外株式の指数で見ると既に回復しています。
米国株で構成されるS&P500指数は+0.1%程度、欧州株式50指数は-3%前後の値動き。
でも保有している投資信託、例えば年初の一番最初に投資信託を買った!と言う人だと上の数字以上に基準価額が下げていることを実感されているのでは。
基準価額が上がってこないのはアレのせいだった。
リスク回避からの円買いで円高に進んでいます。
投資信託の目論見書を確認できる方は今一度確認を。“為替リスク”についての説明があると思います。
買った時点よりも円安になれば、基準価額はプラス要因に。けれど円高になれば基準価額はマイナス要因に。株価はもう戻ってるはずなのに、投資信託の基準価額はまだ戻ってこない、この場合は為替の影響を大きく受けているものと思います。
国内で発売される先進国株式の投資信託や米国株の投資信託、はたまた債券等も同じ状況。
為替の影響が無いのは為替ヘッジ付の投資信託
投資信託を見ると為替ヘッジあり、為替ヘッジ無し、2つの商品があります。購入されている方は大半が為替ヘッジ無しでは無いでしょうか。もしお持ちの投資信託で為替ヘッジあり、為替ヘッジ無し、2種類あるなら基準価額の推移を確認を。為替ヘッジありのほうが下げ幅が小さくなっているはずです。
じゃあ為替ヘッジ付の投資信託が良い?
まだ今決めるのは難しい気がします。一時的な円高に留まるのか、また1ドル120円台を目指すのか、今の段階ではまだなんとも。為替ヘッジありはありで、ヘッジコストもかかりますので万能ではありません。
頃合いとしては株価もだいぶ持ち直してきている印象。今くらいの状況で、もう一度自分の投資信託を見直してみるのも良いかもしれませんね。