モーニングスターで興味深い記事がありましたので、ご紹介。
モーニングスター
“アクティブVSパッシブ”新手法で検証、コストが明暗
かいつまんで説明すると、日経平均やS&Pと言った指数・インデックスとファンドを比較するのではなくて、パッシブ(インデックス運用)のファンドとアクティブ運用のファンドを全体的に比較してどちらが過去の成績が良かったかをサクセスレートと言う形式で検証されています。
国内株式・大型ブレンドの1年間のサクセスレートを見ると26%。分岐点は50%、50%以上であれば2本に1本のアクティブファンドはインデックスファンドを上回る成績に。
ただ1年~10年までの期間で見ると残念、対象ファンド全体のサクセスレートはいずれも50%を上回っていません。つまりインデックスファンドの方が全てにおいて良い成績を出す結果に。
私はアクティブ派と言うわけではありませんが・・・この結果は残念ですね。
だがちょっと待ったー!
元記事をすらすらっと読むと「なんだーやっぱりインデックスファンドかー」と思いたくなります。これは間違いではありません。購入時手数料もインデックスファンドであれば手数料無しの設定のところも多いでしょう。投資の入口としても易しいです。
サクセスレートの計算式は
パッシブ(インデックス)運用のファンドの平均リターンを上回ったアクティブファンド/アクティブファンド
※リンク先より文言一部変更しています。
そうこの結果の本当の解はインデックスを上回るアクティブファンドも存在していると言うことなんですよね。しかも10%以下ならば10本に1本しか無いことになりますが、数字の上ではかなり健闘しています。
また比較対象が大型ブレンドである点も注意。例えば、小型グロース株で比較する場合、セクターを限定して医療系、テクノロジー系等の限定がある投資信託を購入する場合でもインデックス・アクティブの比較は変わってくると思います。
さあこれから何を買おうかと言う方はモーニングスターで過去のリターンと、そのファンドがインデックス・アクティブどちらであるかまずは調べられてみてはいかがでしょうか。
そのうち、私の視点で見た良いと思う投資信託もご紹介したいと思います。