2017年の予想EPSから米国株の割安・割高を探ってみる

昨日、マネックス証券にてMarketHack 広瀬さんのセミナーを視聴してました。

・9月2日の雇用統計が目先の注目材料
・非農業部門の雇用者数が+19万人(前月比)なら9月利上げの可能性が高まる

この場合は調整局面入り。また大統領選挙直前と言うことでも調整・下がる可能性があると言った内容。利益確定売りできるものは売却して、キャッシュポジションを高めにとのアドバイスです。ご参考に。

私はと言うと、常々思うのだけれど一つ「手数料」が気になります。$5,000の取引をしようと思うなら$20。売りと買いで$40。$5,000分の株式を保有して売却時に+5%の含み益があるとするなら$250。売買手数料に2割の源泉徴収、差し引くと$160。

ドル円100円と考えると、50万円分の売買で+16,000円に。

売買の手数料だけでなく、源泉徴収もあるとは言え、売買を細かく刻むと得られるリターンも少ない気がするんですよね・・・。

とは言うものの、アドバイスを無視して、ここでどんどん買い進めるのもまた違う気がします。私は10%くらいを目処にキャッシュポジションを残しつつ、後は状況を見ていこうか。

さて、このところ自分の保有する銘柄は割高なのか、割安なのか、予想EPSを元に探ってます。

2017年の個別株ごとのコンセンサス予想を見ると、これが意外と面白くて現在の株価を予想EPSで割ると、およそ12倍~20倍くらいにまとまります。株の上げ下げを見ていると、ここを焦点にしているのでは?と思う様な値動きです。

株価収益率 = 株価 ÷ 一株当たり当期純利益(EPS)

PERはこれで計算できます。予想PERは当期末の利益予想から算出します。私が計算しているのはもう一年先の部分。

このコンセンサス予想、私はNasdaqのホームページがわかりやすかったです。ティッカーを入れて検索、画面左のSTOCK ANALYTICS のAnalyst Research、中央のForecast から見れます。

ウォルト・ディズニー(DIS)のコンセンサス予想で計算してみると、現在の株価は$94.87。2017年9月のコンセンサス予想EPSは6.04。割ってみると予想PERは15.7倍に。2018年9月の予想EPSで割ると14.3倍に。仮に株価が2018年までずっと同じ株価、業績はコンセンサス予想の通りに進むなら、ここまでバリエーションが下がることになります。

もし12倍~16倍の数字が出たならその銘柄は割安。一方で20倍、25倍の数字が出るなら割高、買われ過ぎている銘柄に。

ここで高い数値が出ても、その期待を裏切らない企業であれば、割高でも投資の価値があると思います。仮に3年でEPSが$1.0から$3.0に3倍の上昇、株価を$100とするならPER100倍からPER33倍に。株価だけがずっと横ばいと言うこともないので、それだけ業績が上がるなら株価も上がっていると思います。

銘柄によってはAの銘柄はPER20倍。Bの銘柄もPER20倍。でもコンセンサス予想で株価を割ってみるとAの予想PERは大きく下がる(それだけ上昇する可能性がある)と言ったことが見えてくる場合も。

私のポートフォリオだと2017年の予想PERが20倍を超えるものが幾つか。このタイミングで1つ2つ整理しようかなと考え始めてます。

あ、あとこんな銘柄が割安だと言うのがありましたらコメント欄にて教えてください。

私が見たところだとヘルスケア関連、ジェネリックやバイオテクノロジー、流通・卸売は軒並み割安な印象でした。※いずれも割安な理由が隠れてたりするので、ニュース等で割安な理由を探してみるのがいいと思います。

こちらでも2017年、2018年の予想EPSが掲載されてます。一気に流し見るならこっちのほうが便利。

最後までお読み頂きありがとうございました。お役に立てましたでしょうか。
にほんブログ村 株ブログ 米国株へ にほんブログ村 投資ブログ 資産運用へ
ブログランキングに参加しています。
まだランキング圏外の小さなブログですが、応援して頂けると運営の励みになります。

フォローする

スポンサーリンク