イングレディオン(INGR)。年初から続く大きな上昇は買いのサイン?

先に結論をお伝えすると中立、私はこの銘柄について判断を迷っています。

イングレディオン(INGR)と言うアメリカの会社があります。四季報を見ると「澱粉、甘味料メーカー。トウモロコシ、タピオカ、小麦、ジャガイモを原料に、食品素材やバイオポリマー等を生産」とあります。大型株でも無く、S&P500採用銘柄でもありません。時価総額で見ると中堅のバリュー株銘柄と言ったところ。

これが株価を見てみると

0823-ingr

綺麗な右肩上がり。それも5%、10%と言ったレベルでは無く、年初から40%超の上昇率

The StreetのレーティングではA+。ZacksもStrong Buy

https://www.thestreet.com/quote/INGR.html
https://www.zacks.com/stock/quote/INGR?q=INGR

現在のPERは22倍。予想PERは18.9倍。

イングレディオンを知る

http://www.ingredion.jp/

日本語のHPです。見てみるとどんな事業なのかイメージが湧くと思います。

書いてある内容はすごく今風と言うかこれから先にも通用するテーマだと思います。

直近の決算も良好
Ingredion earnings rise 10% in second quarter

前年同期比で純利益は+10%増加。

タイの企業買収も。

Ingredion to Acquire Rice Starch and Flour Business in Thailand

一方で売上高は2013年がピーク

売上高と希薄化後1株益の推移
売上高は単位(百万USD)

13.12 14.12 15.12 16.12予 17.12予
売上高 6,328 5,668 5,621 5,575 5,755
希薄化後
1株益
5.05 4.74 5.51 6.40 6.98

米国会社四季報2016年春夏号[雑誌]
から。

好決算の内容を受けて、今年は上振れする可能性もありますが、2014年、2015年と2013年の売上高に届いていません。希薄後1株益も予定通りに進んだとしてももっと成長性のある企業はありそうな気も。

ここ数日、出来高を見てますが、極端に出来高が膨らんでいる印象は無く。投機的な取引が多ければチャートももっと荒い値動きになりそう。

じゃあ一体、誰が粛々と買い進めているのか?なぜ高いレーティングを付けているサイトがあるのか?数年、バイアンドホールドでいける銘柄なのか?

これが自分で納得できる理由が見つかりません。好決算を理由にとしても、ここまで株価を支える材料になるのかどうかも。

小麦、トウモロコシ…主要穀物の国際相場が下落 中国経済減速や原油安で
http://www.sankei.com/economy/news/160823/ecn1608230016-n1.html

原料価格の下落、利益率の上昇を見込んで・・・・なのかどうか。

どうでしょうね。取り合えず監視銘柄入りです。

最後までお読み頂きありがとうございました。お役に立てましたでしょうか。
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