分散投資について
一つの株式を集中的に購入していた場合、その1社の株価が急落すると資産を大きく減らすことになります。そうならないためにも分散投資(複数の対象に投資する)はあった方が良いと言う考えがあります。私もこれは賛成です。
一方で、先進国だけでなく新興国にも投資しましょう、株だけでなく債券にも投資しましょう、と資産運用の中で言われていますが、国や投資対象まで幅広くカバーすることが分散投資の本質なのか疑問も残ります。
世界中くまなく分散しても、下がる時は下がります。投資対象のそれぞれが全く関係無く独立した動きを持っているわけではありません。
これは私の考えですが、日本だけ、アメリカだけ、新興国だけ、的を絞って運用するのも決して悪い方法とは思いません。一つの動向を注意深く見ていくのも、一つの方法だと思います。
※私は現にアメリカ株式を主体とした資産運用を行っています。
リスク/リターンの評価について
投資信託の場合、リスク・リターンの尺度があります。オンラインの証券口座ではリスクレベルが幾らで過去1年・3年のリターンが幾らでと言った具合で表示されています。FPの方に相談されている方やポートフォリオの配分を研究されている方はより具体的な数値でリスク/リターンの数値を出している方もいるかも しれません。
個人的にはこれらの概念についても疑問です。想定の通りにはならないと思いますし、下げ進むようであれば無理に持ち続けたりしなくて解約してもいいと思います。