12月12日時点で原油先物は1バレル60ドルを下回る形に。世界全体を見ても、日米欧、他新興国も軒並み株価を下げています。
やばいですね。私の保有するSPXLもマイナスに転落。この状況の中で、今後の展開を予想したいと思います。
今の下がり続ける原油価格が落ち着きを見せるまで、当面不安定な局面が続くと思います。そして早ければ今月17日、もしくは来年1月にもアメリカでは正式に利上げに関するアナウンスがあると見ています。利上げ開始は第2四半期の見方が多いですが私も同じ予想。今の原油安の混乱に更に追加材料が投下される形に。
ただ、そこで仮に大きく下げても、そこからは力強く戻していくと思います。
なぜ利上げが先送りされないか?それは企業の決算発表が控えているから。特にこのクリスマス商戦で良好な売上を達成している会社が多ければ多いほど、タイミングは今だと思います。順番として先に利上げを発表→株価下落→決算発表で好調な売上を発表・そして各企業は利上げにも充分戦えますと言う強い姿をアピール→株価反転→市場全体も上昇、ここまでを一連の流れにしたいんじゃないでしょうか。企業の決算発表を遅らせるわけにもいかないので、そうするとタイミングは今月か来月くらいしか。
利上げが一つの懸念材料。そしてもう一つが先に上げた原油安。
10月にも株式市場は大きく下げましたが、その時は様相が異なります。見方はそれぞれですが、私はエボラ出血熱の不安拡大が大きな下落要因と判断。どう感染が拡大するのか、交通機関は問題なのか、経済は機能するのか、そうした不安が株式市場にも影響。
書いてみると今は状況が異なっています。ガソリン価格が下がれば、家計は助かり、その分、他の出費に回せます。飲食、衣料に生活家電。原油安がプラスに働く企業のほうが多いはず。
なら、今の良いも悪いも入り乱れた状況はどう捉えるか。私はチャンスだと思うんですよね。割高な銘柄もここで下げてくれれば買い易くなります。下がる相場に苦しい状況ですが、同時に買いの機会とも捉えています。
もう間もなく12日の市場が開きます。今日、そして来週の動きに注目です。
12月18日追記:
雇用とかインフレ見通しとかいろいろ肝心な部分の考え方がおざなりになってましたね。予想も外れましたが、反転の兆しが出たことは嬉しい限り。勉強します。