今週、金価格が大きく上昇しました。投資家はこれをチャンスと見るべきでしょうか。
金先物 日足
金先物 週足
金先物価格で見ると、21日の終値で1トロイオンス 1,396.90ドル。取引時間中には1,400ドルを突破しました。
日足で見ると年初来高値。週足で見ると2014年以来の高値圏です。
私はCFD取引にて売りの建玉を注文。
マネックスで米国株の取引きをされている方はDUST(Direxion Daily Gold Miners Index Bear 3X Shares)が選択肢でしょうか。もっとも、金価格の急騰を背景にチャートはがっつり値を下げていると思います。
売買理由
- 短期的な急騰を背景に揺り戻しがあると想定
- 2016年、2018年の高値をレンジとして上値の目途は1400ドル程度を予想
- 低インフレの中で金の上昇は見込みにくいのでは
と考えます。足元では米中貿易戦争、経済指標の悪化、FRBの利下げ、イラン 無人機撃墜とリスク回避姿勢から金が上がったと見るべきななのかもしれませんが、そうだとしても短期的には上昇し過ぎを疑います。
アメリカは2%前後のGDP成長率を維持、中国、インドは高い成長率を維持。低成長ながら世界全体の成長は維持される。
このシナリオを維持します。
損切り
1450~1500ドルまで上がれば損切りを視野に。
23日、日本時間では今晩から明日の早朝にかけて、イランへの追加制裁が発表される予定です。内容次第によっては金価格の更なる続伸、株安を誘導する可能性はあると思います。