3月末までの米国株の運用結果。-250万円でも気にしない。

今年初めの好調だった株式市場が既に懐かしく感じられますね。NYダウは3月30日の終値で24103.11pt。昨年末の終値が24103.11pt。騰落率で見ると-2.5%

1月から3月にかけて見ればNYダウやS&P500指数に連動するETFや投資信託、はたまたアクティブ運用の投資信託や個別株であっても“振り出しに戻った”状況であることが伺えます。

これがおかしいことかと言えば、私はよくあることと捉えます。四半期の括りで見れば、NYダウやS&P500、日経平均株価でも上昇しない期間があることは珍しくありません。

NYダウ 日足チャート

ですが、2月5日のNYダウは1175.21ptの下落。2月8日は1032.89ptの下落。これは騰落率で見ると5日は-4.60%、8日は-4.15%

この日だけが突出しているわけではなく、2月以降非常に値動きの激しい日が続きます。そしてそれは個別銘柄にも波及します。日に4%、5%、前日から下落することも珍しい相場では無くなってきました。

今年1月まで続いた緩やかな上昇相場、何を買っても大抵は上昇に恵まれていた相場から一転、急降下した翌日には急騰したりと、その日その日で状況が様変わり。各自がどの様な立ち回りをすべきか、試される局面がきました。

私は今をチャンスと見ていますが、一方で無理をしないのもまた一つの選択肢だと考えます。相場の乱高下に一旦ポジションを解消してもいいでしょう。緩やかな上昇相場の到来を確認してから再エントリーしてもいいのではないでしょうか。

株の持ち方、トレードの仕方によっても成績に大きく差が開いた四半期だったと言えるかもしれません。

バイ&ホールド、米国株を一定期間持ち続ける前提で資産の運用をしている人は概ね指数並みの運用結果になっていることが予想されます。

一方で一月の好調な時に利益確定、大半を清算していれば年初より+5%~+10%の水準で利益を確定して再度今から買いの機会を伺う人もいるかもしれません。

またAmazon.com(AMZN)は年初来より+23.76%、ネットフリックス(NFLX)は+53.86%、ポートフォリオの5%、10%と言った範囲でなく、20%、30%にこうしたグロース株で大きなポジションを取っていれば、ここまでの運用結果も大きく変わっていたと思います。

ここからアマゾンやネットフリックスを買うべきなのか、これからもそれだけの上昇が期待できるかは別問題ですが、難しい投資環境の中でも、そうした選択肢があったことは一つ記憶に留めておく必要があると思います。

米国株の年初来からのパフォーマンス

赤色(マイナス)に沈む銘柄も多い中で、銘柄選定は非常に難しくなってきています

4月の決算シーズン、また株価指数も落ち着きを戻す中で緑色(プラス)に戻す銘柄も増えてくるとは思いますが、それが自分の選んだ銘柄にも当てはまるかは注目する必要があると思います。

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マモンの運用指針は

年初より意識していたインデックスに堅く勝つ方針は同じです。

マイクロンテクノロジー(MU)やラム・リサーチ(LRCX)、アプライドマテリアルズ(AMAT)と言った値動きの激しい銘柄を組み入れつつも、テクノロジー以外のセクター、ベータ値の低い銘柄、時価総額の大きな大型株等を組み入れ、値動きを抑える試みをしています。

1-3月期の反省点、改善点は

2018年、最初の1ヶ月が経過しました。 金曜日の株価指数を見てる人はもうご存知かもしれませんが、2...

1月末時点で25%をキャッシュにしてました。今思えばもっとやっても良かったですね。

ドル円。週足チャート。

ドル円、ショートすべきでした。例えば112円を割ったらショート、損切幅を-10万円と定めて円高に進む間はそのポジションを取り続けると言うこともやって良かったと思います。

米国株や為替ヘッジ無の投資信託、ETFを持っている人は円高に進めば円貨で見た場合の資産が減少します。最悪なのは、このタイミングの悪い時に投資を降りなければいけない個人的理由が重なってしまうことです。

もしショートポジションを持っていて利益が乗っている状態で円高が進むなら、まずそこから利益確定して現金化する。そうすれば今のポジションを決済するにももう少し時間的余裕を生むことも可能になります。

今後はドル円のショートだけでなく、CFDでの日経、NYダウの売りも検討することになりそうです。

ただヘッジ目的で取る売りポジションは今のところ、そう多くしない予定。資産の10%に相当する額よりももっと少ないところから始めます。売りポジションを取った後にすぐに戻せばただの損切りになりそうな点も意識。

何より地合いが危ういと思ったなら、まず一部の銘柄を売却して現金の比率を高めるのが先にすべきことだと思います。それに補間する形で今後の対応に加えます。

目先は

3月28日発表の10-12月期の米・GDP確定値も事前予想を超えてきました。先日、保有銘柄ではマイクロンテクノロジー(MU)、コンステレーションブランズ(STZ)が決算発表を通過。EPSもコンセンサス予想を超えてきました。4月2週目以降、決算発表が本格化しますが好調な企業業績は続くのではと見ています。

3月末、29日の株式市場も反発、まだまだ上下に荒れる可能性はあるかもしれませんが、私は上目線です。

マモンの運用成績は

評価額 パフォーマンス
年初 44,858,593円
3月31日 42,351,480円 -2,503,175円(-5.6%)

2月から現在まで現金、金ETF(GLD)の比率を下げて、株式の比率を高めています。

損益は円建てで計算すると-250万円くらい。年初の112円から106円まで円高に進行しているので、その影響が大きくなっています。

あまり気にしてません。むしろこれから株価が上昇局面を迎えるなら、自分が選定した銘柄がしっかり上がるかどうかが最大の課題です。

年初からの騰落率、NYダウは-2.5%、S&P500は-1.2%。3月29日に株価指数は大きく上昇して引けましたが4月も勢い継続ならプラス圏への浮上もそう遠くないと思います。

最後までお読み頂きありがとうございました。お役に立てましたでしょうか。
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