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みなさん、米国株でも国内株でも、はたまた投資信託に仮想通貨でも。増えてますか?
今年前半いろいろと試行錯誤を試みました。
私はうまい投資家ではなく、どちらかと言うとそうじゃないほうの投資家、そんな投資家がどう考え、どんなアプローチをしてきたのか、記録も兼ねてまとめます。
米国株投資、バイ&ホールドを変えてみる
2015年、2016年と私は基本のスタンスとして銘柄を長期で保有していく方針で考えていました。
どれくらい?
できればずっと
ただそこで矛盾も出てきます。どうしてもその年ごとにチヤホヤされる銘柄と言うのは出てくるし、チャートを見ても上にも下にも動く気配が無い、そう言う期間も出てきます。
株式市場が総じて10%ぐらい大きく調整があるようなタイミングだと一年間積み上がったリターンもほぼゼロに近い水準にまで戻ったりします。
そう言う経緯を見ていて何かを変える必要があると感じるものの、その変え方をどうするか、その試行の一つとしてzacksのレーティングに頼る投資を始めてみます。
zacksレーティングって何?
海外の投資情報サイト。ティッカーで検索すれば、すぐにその銘柄のレーティングが出てきます。
zacksランクは1~5まであって、1がstrong buy、2がbuy、3がhold、4がsell、5がstrong sell、です。
でgoogleで自動翻訳をかけながらサイトの説明を見ると、出来るだけ1と2を持ってくださいとある、はいと言うことで実践してみます。
米国株投資、zacksを使ってみて最初に驚いたこと
レーティングのサイクルが早い!
例えば1 Strong Buyの銘柄を買ったとします。
で、運悪くその数日後にそのレーティングが変わってしまう、まあそう言う事もあるのかと思ってましたが、その切り替わりの頻度が思いのほか早いです。中にはずっと1を獲得したままの銘柄もあるものの、全体としてその切り替わりの早さは覚悟したほうがいいです。
最初の頃、時期としては2017年の2月、3月頃になりますが、この頃と言うとトランプ関連銘柄が大いに賑わっていたころでした。銀行株も上昇が続き、鉄鋼、インフラ関連株も新政権への期待に株高が続いていました。
この頃の調子は良かったです。ああ、これはひょっとするといい発見をしたのかもしれないと期待が膨らむのでした。
残念。徐々に調子が狂い始める
特にひどかった例を出します。USスチール(X)。鉄鋼関連株です。この株価に対してzacksがどのようなレーティングを行ってきたかと言うと
ひどいって思う人もいると思う。-40%くらいの損失になったと思う。まだ急落したタイミングでいち早く売り推奨にしてくれれば、損失も限定できたかもしれない。3→5に変わったタイミングもひどいと言うかなんと言うか。
一方でこんなケースも
今読み返すと、zacksのことを触れてないのね。運が良かったーと言葉を濁してますが、つまりはzacksのレーティングに従ってみたと言うことです。
EVRIとANGI、いずれも大きなリターンに繋がる結果に。これは評価できるポイント。
個人で時価総額が10億ドル未満の株、小型株と言われてますがこの分野に手を出すのはなかなか勇気が入ります。探せば出てきますがまず知らない名前の会社がほとんど。そうした株に手を出す、その背中を押す一役を買ってくれたと思うとzacksの評価もなかなか。
米国株投資、zacksは当たる?
他も見てみましょう。
https://www.thestreet.com/
http://www.marketwatch.com/
https://finance.yahoo.com/
多分、マーケットウォッチとか海外のヤフーはサイトの独自評価では無く、アナリスト(金融機関)の評価を元に評価を算出してると思う。
アップル(AAPL)で見てみるとzacksは5段階評価の3、TheStreetは5段階評価でB、海外のヤフーとマーケットウォッチは5段階評価で2前後でした。
個人的にはどこの評価基準を参考にしても当たり外れが出ると思う。こっちは強く買い推奨を出してるけどあっちは売り推奨とか見方が分かれる状況もありそう。
zacksに関してはその当たり、外れも大きい印象。-10%、-20%、それくらいの損失が出ても平然と処理して、好調なパフォーマンスと合わせてどう埋め合わせるかがポイントになりそうな印象。
その-10%、-20%もジワジワ落ちるならまだ途中で切れますが、老若男女問わず「ホゲーッ!😱」って声が出そうになるほど瞬間的に急落したりします。どうも勧めてる銘柄は値動きが荒いです。
投資とライフスタイルの関係
私はそろそろ見直しの時期。
投資を始めると、それがどんな投資手法でも生活と繋がってきます。投資した資産が増えたり、減ったりすれば一喜一憂するのもその一つですし、最終的にはその資産が増えたか減ったかがその後の人生を大きく左右する要因に。
実はzacksのランクを使用するようになって・・・かえって生活にかかる負担は増えました。
もともとなぜ投資手法を変えようかと思ったのは、より大きなリターン、可能性を追求したいところもありますが、それとは別に運用方法の改善、もっと負担を軽減できるところは無いかと思うところもありました。
ところが負担は増えます。なぜ?銘柄の値動きが大きいから。
ただその負担が増えてきたことを実感することで逆にそれを見直す必要性も感じています。
特に米国株の取り引きが行われる時間帯は22:30~5:00、または23:00~6:00、就寝する時間に思いっきりかかります。寝る前に+1.04%、-1.08%、こんな数字がチカチカ点滅するのを見ていれば、体にも良くなくて睡眠の障害になっています。
上達するほど相場との距離を取る関係になるのかーはわかりませんが、私もある程度の距離を持つ必要性を感じています。
2017年後半の運用はさあどうする?
・zacksはこのまま使い続けてみる
・自分の判断、zacksに従わない部分も組み入れる
・相場を見る時間を減らしたい
・ポートフォリオはフルインベストメントを”できるだけ”維持したい
取り合えずzacksを使っても全然楽にならなかった(笑)
でも銘柄選定の幅は広がったし、時価総額の大きい~小さい銘柄まで興味の幅は広がりました。
ごく短い期間で+30%、+40%と大きなリターンを狙える可能性があることもわかりました。
2月末頃の米国株ポートフォリオ
バンクオブアメリカ(BAC)、JPモルガン(JPM)、ドイツ銀行(DB)、ハンコックホールディングス(HBHC)、3時の方向から6時の方向まで銀行株が並びます。
現在は0時から4時の方向まで4割がテクノロジー株。代表的なものだとスカイワークソリューションズ(SWKS)、マイクロンテクノロジー(MU)、アプライドマテリアルズ(AMAT)。
多分、これじゃないかなーと言う気がしてます。
期間ごとに各セクターのウェイトを調整していく
これが私の運用方法のゴールになりそうな予感。
まだまだ試行錯誤は続きます。