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画像:https://info.monex.co.jp/msvlife/
「MSV LIFE」、18日開催のセミナーをオンライン視聴しました。
資産運用の初心者~中級者向けのツールだと思います。詳しい使用は追って確認していきたいと思いますが、「MSV LIFE」現時点でわかるポイントはこんなところ。
- MSV LIFEはマネックス証券専用のサービス
- 9月17日よりスタート
- バンガード、セゾン、マネックス証券が共同開発
- 最低1万円~。毎月の積立も可
- ETFを自分で買うわけではない
- 実質コストは年1%未満
- ロボ・アドバイザーを活用したサービス
運用はマネックス・セゾン・バンガード投資顧問
セミナーではマネックス証券代表の松本大、マネックス・セゾン・バンガード投資顧問のセゾン・バンガード投資顧問の大原啓一、ファイナンシャルプランナーの深野康彦らが登壇。社名にセゾンの名前がありますが、セゾンの人は今回はいなかった気がします。バンガード社は低コストのETFで有名。
「MSV LIFE」を提供するマネックス・セゾン・バンガード投資顧問は、日本とアメリカの大手金融機関が共同出資して設立した資産運用会社です。
とのこと。
ETFを買うわけではない。実質コストは年1%未満
マネックス証券のページでは1%未満を”目指す”とあるので、厳密にはそうでない場合もあるかもしれません。この実質コストはETFで言えば信託報酬と同じ考えていいと思います。ただ、質疑応答でETFをどう買うのかと言った質問に、このサービスに関しては利用者がこのETFを買う・もしくは売ると言った選択は無いそうで。
セミナー中にも画面の紹介がありましたが、こう言った資産運用のシミュレーション・目標設定を定めた後は、その運用部分については「おまかせ」となる様子。
ロボ・アドバイザーはどう?ロボはどこに!?
昨今何かと話題の人工知能・AIだったり、自律学習だったり。
はい、私も最も気になる部分がこの「ロボ」の部分だったのですが、具体的な説明は今回はありませんでした。ロボが何をしてくれるのかはテーマを分けて別のセミナーでの紹介になるのかも。
現状、頭を悩ませるのがアセットアロケーション、アセットクラスをどう決めるかと言うところ。株式、債券の比率を何%で運用しようかとか、年間を通して今は株式の比率が少し高い、今は債券の比率が高い等、適宜バランス調整を行ってくれるならかなり運用も楽になります。
が、繰り返しになりますが今回の「MSV LIFE」セミナーでは語られず。ここを聞きたい人は多かったと思うんですけどね。
MSV LIFE どんな人が対象になりそう?
- 資産運用 初心者~中級者向け
- 自分でアセットクラスを決めたい人には向かない
- リターンを最大化させたい人には向かない
予想されるのはこんなところ。株だ債券だといろいろ調べる時間も惜しいし、ある程度長期のプランに沿っておまかせしたい、そう言う人にはニーズがありそう。一方で自分はREITを組入れたいとか今は金の比率を高めたい等、自分で調整をかけていきたい人には不向き。そう言ったことはできません。
リターンを最大化させたい場合は、株式の比率を自分で許容できる最大限まで高めると思うのでこちらも対象外に。
セミナーでも説明がありましたが、限られた時間の中で、投資に費やす時間をどう捉えるかでMSV LIFEを利用するかどうかの価値が分かれそう。最大限、自分の資産運用の負担が軽減されるなら、年1%未満の運用コストは格安だと思います。
他にセミナーでは「共存」と言う言葉も使われてました。今行っている運用と並行して進めてみてもいいでしょうし、既に既にFPの人と相談しながら資産運用を進めている人はMSV LIFEもツールの一つとして活用していくのがいいんじゃないでしょうか。セミナーでお話された3方、その様な内容の発言をされてました。
1万円からと言うのも、かなりその辺りを意識して敷居を下げている気がします。
マネックス証券で新しく始まった「MSV LIFE」、また詳しく見ていきます。