ひぇ~
私も数百万円単位での損失が出てますが、不思議なもので自分の損失が軽く見えますね。
記事によると10日の終値ベースでとあるので、12日の国内株式市場の下落も加味すると、更に損失が膨らんでいる可能性も。日経平均株価、年初より20%超の下落となっているので、確かにそうした結果になっていてもおかしくないかも。
GPIF についてもっと知って見る
年金積立金管理運用独立行政法人
http://www.gpif.go.jp/
運用資産額は135兆円。集めた保険料を国内債券や国内の株式等に投資。
自分は株式投資していないから、今の暴落も関係無い。なんてことは無いですよ。ゆくゆくは今の運用状況が自分に返ってくることになるので、誰もがホントは気にしておきたいところ。
GPIFのポートフォリオを見てみる
年金積立金管理運用独立行政法人のホームページより
上が基本のポートフォリオ。下が2015年9月末時点、公開されているもので最新のポートフォリオに。
上の2枚のポートフォリオを見ると、微妙に差があることに気付きます。国内債券の比重が高く、国内株式や海外株式の比率は基本のポートフォリオより少なめですね。
年金積立金全体とは、年金特別会計で管理する積立金を含みます。なお、基本ポートフォリオは、年金特別会計で管理する積立金を含めた年金積立金全体に対し、国内債券35%(±10%)、国内株式25%(±9%)、外国債券15%(±4%)、外国株式25%(±8%)です。
なるほど。ポートフォリオも完全な固定配分にしているわけではなく、幾らかの変動制にしている様です。
これ上の日刊ゲンダイでは「幾ら損したか」が記事の主題となってますが、
・第3四半期に国内株式、外国株式の比重を更に下げていたとする
・今の下落時にETFを大きく買い越し。国内株式や外国株式の比率を高める。
としてたなら、後で株式市場が回復した際には運用成果も良い形に向く気がしますね。
でもGPIFが損失を出していることは変わらないんでしょ?
長期保有を念頭に置いた運用の場合は、株式市場の下落時にはそのまま資産の下落に繋がります。株式市場が上がる時だけETFを持ってて下がる時は持っていない、そんな運用では無いのです。
なので日刊ゲンダイの言わんとしていること、わからなくも無いですが誇張されてる感がありますね。株式市場も反発すれば、損失も軽減されていくと思いますし。
むしろ私は今の下がった局面でどう対応したかによって、運用手腕が改めて評価されるきっかけになるのではーと言う気もしています。