土曜日の朝方、株価の動向を見ながら売却しました。
SELL Biogen(BIIB) $285.5×13
SELL Guilead Sciences(GILD) $102.7×110
バイオジェンは購入時より30%近い損失、ギリアドサイエンシズはほとんど変わらず、1,2%のプラスがあるかどうかで売却しました。
ポートフォリオはこの形に。
6時の方向、売却前はギリアドサイエンシズは9%、バイオジェンは6%の比率で保有していました。
遂に大型バイオテクノロジー株にメスを入れました(;_;)
とは言え、まだ全部では無く一部を残しています。
どちらも事業成績は悪くありません。むしろ他の業種と比べても前期比での売上も随分良かったと思います。
今、高過ぎる薬価に対する圧力やTPPでのデータ保護期間等、バイオテクノロジー全体に対して不安材料が覆っています。それらの問題がいずれクリアになるとしても私は今回の結論に至っていた気がします。株価が上がってこない分、材料を探していたのですが、改めて考えてみると、バイオテクノロジー企業に対して「一発屋」の様な側面が見えてきます。
実際には複数の製品パイプラインがあったり、取り扱う医薬品も複数あるのですが、どれかが大きく当ると会社の売上が大きく様相を変えてしまう、それはもちろん良いことですが、いつかはその反動があることを警戒しなければなりません。ギリアドサイエンシズであれば、C型肝炎の治療薬はほぼ完治させることのできる薬。完治できれば薬の利用者はいずれ減少します。
そうすると企業としては次のブロックバスター、大ヒット商品を作り出す必要があるのですが、ギリアドサイエンシズもバイオジェンもそう短いサイクルで画期的な医薬品を連発するのは難しいことかと思います。
もう一度同じ画像。
今はまだ不透明ですが、それぞれの企業が数年先にまた次のブロックバスターを発売し株価も大きく伸びるかもしれません。PERも随分割安なままです。一方、かなり先を見越した形で投資するなら全体の15%をバイオテクノロジー株が占めていたのは行き過ぎていたと思いました。今回、10%以下まで引き下げて、今のバランスを適量と判断しています。
ちなみにかの有名なウォーレンバフェットはバイオテクノロジー株には興味を持っていなかったかと。もしかしたら今の下落相場に買い込んでいる可能性もあるかもしれませんが、“大きく当れば”と言うのが受け入れ難い点になっているのではと想像してみたり。
ギリアドサイエンシズは1年辛抱したんですけどねー。