米・10年国債利回り 1.94% 2015/3/27
海外、とりわけ先進国のソブリン債券(政府機関の発行する債券)については投資信託では低リスク資産として扱われています。特に米国債については債券の投資信託で組入れるところも多いと思います。
さてそのアメリカですが、2015年中にも利上げ開始との見方です。ネットで検索していたら、こんな記事を見つけました。
OKWave
金利が低い今は債券投資のタイミングではないですか?
日付を見て下さい。2014年4月のものです。回答者は全員、慎重な見方です。この時の利回りは2.79%。今は2%を切る水準です。
債券への投資については、債券のもつ利回りと、為替差益、それに債券の価格が影響します。債券の価格は古い債券の方が利回りが高く新しい債券の方が利回りが低いと言うことであれば、古い債券の方が価格(価値)は増していきます。
過去から今にかけて、新規国債の利回りも低下の流れで進んできたことが、債券の投資信託にとってもプラスの状況になったと思います。2013年、14年からの円高から円安への流れも運用成績に大きく貢献したと思います。
ただ債券の投資信託は今後どうなるかわからない
対象です。利上げ開始後も尚、国債を買い進む動きがでるかもしれません。1.5%でも買うよと言う人が多ければ、既発債券、投資信託を持っている人にとっても嬉しい展開が待っています。
一方でもし米国10年債が利回り3%、4%の水準に上げてくるようであれば、他の債券も同様に上がると思います。そうなると先進国債券の投資信託は軒並み下落が続く可能性も。先進国に限らず新興国債券にも影響が及ぶかもしれません。
上の予想だって外れてる。銀行も証券会社もお勧めしてた、そう言う声もあるかもしれません。ただどうなるか予測がつかない点で”低リスク”であると言って良いものか・・・。売るほうも買うなとは言えないですし、今から先行き不透明ですとも言えないですからね。
かく言う私もつい先月まで米国債のETFを保有してましたが売却。債券に対して慎重な姿勢です。
コメント
書き込み失礼します。投資信託を中心に勉強してます。
債券については安全資産と言われることが多いですが、私も今後はどうなるか分からないと思ってます。
日本の金利も今後は上昇、またはキープしかないので、債券を対象とした投資信託は下落が心配です。
ただ、分散投資のためにも国内債券、海外債券には投資しています。慎重な姿勢では行こうと思います。
トシさん、コメントをありがとうございます!私のブログでよろしければ一意見としてご参考くださいー。